春から野菜づくりをスタート!
いざ野菜づくりを始めるといっても
初心者はどんな野菜から育てたらいいの?
と迷いますよね。
この記事では畑初心者におすすめする6つポイントから
日々の手入れがカンタンで満足のいく収穫量が得れる
コスパの高いおすすめ春夏野菜の
ランキングを発表します!
初めて畑を借りて野菜づくりをする人以外にも
プランターでもカンタンに育てることができる
野菜も紹介しています。
春からどの野菜を育てるかの参考にしてくださいね。
私は市民農園で野菜づくりをはじめて8年になります
目次
初心者の人が栽培する野菜を選ぶ要素として
栽培に手間がかからないことが1番ですが、
それ以外のおすすめポイントを挙げてみました。
少ない労力で長期間、たくさんの収穫ができる野菜
がやっぱり理想ですね。
おすすめポイントをまとめてみると、
- 日々の手入れがラク
- 苗の植えつけから始める
- 病気や害虫のリスクが少ない
- 長期間収穫ができる
- 収穫量が多い
- 長期間保存が効く
です。
まずは、各ポイント毎のおすすめ理由を紹介していきますね。
ポイント①日々の手入れがラク
【おすすめ野菜】
→さつまいも・じゃがいも・レタス・ししとう・ピーマン
まずは日々の手入れがラクな野菜を選ぶです。
畑に苗を植えつけた後、
水やり、肥料の追加、雑草抜きなどの基本作業以外にも
雨で流れた土を株元に戻して安定させる(土寄せ)作業、
栄養を分散させないように余分な芽を摘む(芽欠き)作業、
逆に主軸の生長を止め栄養を子つるに分散する(摘心)作業、
発芽の際にいい苗だけを残しておく(間引き)作業など、
野菜の種類によっては必要な作業が発生します。
慣れたら難しい作業ではないのですが、
始めはできるだけ作業工程の少ない手入れがラクな野菜がおすすめです。
植えるだけで放っておけばできる野菜が理想です😊
ポイント②苗の植えつけから栽培できる
【おすすめ野菜】
→さつまいも・キュウリ・ミニトマト・ししとう・ピーマン・ナスビ
苗から育てる野菜を選ぶと作業負担がラクになります。
種まきから育てる際には、
種まきのタイミング、発芽してからの間引き(いい苗だけを残す作業)、
や育苗(植えつけることができるまでポットなどで栽培する)
作業が必要です。
植える株数が少ない場合は苗を購入するほうが費用も安くあがります。
また、キュウリやナスビなど種類によっては
病気に強い苗を接ぎ合わせた改良苗(接木苗)での
栽培がおすすめです。
せっかく生長させた苗が病気などで枯れてしまうのは
とても残念なのでそうならないようぜひ利用してください。
接木苗は少し値段は高いですが購入する価値はあります
ポイント③病気や害虫のリスクが少ない
【おすすめ野菜】
→さつまいも・じゃがいも・オクラ・レタス・ししとう・ピーマン
病気や害虫の被害を受けにくい野菜を選ぶです。
キュウリやナスビ、トマトのように葉っぱや実に
病気が広がってしまったり、
アブラムシやネキリムシ、カメムシなどの害虫の被害
を受けたりすることがあります。
生長期に株や葉っぱに病気や害虫の被害を受けると、
収穫量が激減してしまいます。
病気や害虫の被害が少ない野菜の種類を選ぶか、
病気に強い品種、苗の購入の場合は、接木苗を選びましょう。
ポイント④長期間収穫できる
【おすすめ野菜】
→ミニトマト・ししとう・ナスビ
畑初心者に関わることではないですが、
野菜の種類により、一定の期間に集中して収穫できる野菜、
数ヶ月の長い期間に渡って収穫が続く野菜があります。
おすすめは、収穫期間が長く楽しめる野菜です。
もちろん、収穫期間が長いと、
日々のメンテナンス期間も長くなりますが、
長い期間収穫できるなら苦にならずにメンテナンスできますよ。
収穫期間が長い野菜はほんと助かります
ポイント⑤収穫量が多い
【おすすめ野菜】
→ミニトマト・キュウリ・じゃがいも・ししとう・ナスビ
収穫期間の長さと合わせて、
一度の収穫量が多い野菜を選ぶのもおすすめです。
苗や種から育てた野菜を収穫する際に、
たくさん収穫できると嬉しい想いができるとともに、
野菜づくりをやってよかったという充実感が味わえます。
いっぱい収穫できた時が1番報われる瞬間です
ポイント⑥長期間保存がきく
【おすすめ野菜】
→さつまいも・じゃがいも
収穫した野菜が長期間保存できる野菜を選ぶのもおすすめです。
収穫した野菜は旬のうちに食べてしまいたいですが、
どうしても食べきれない野菜が出てきてしまうもの。
友人や親戚に配るのも喜ばれますが、
長期間保存が効き最後まできちんと食べきって
収穫できた野菜に感謝したいですね。
長期保存できると助かります。
畑初心者におすすめの野菜選び6つのポイントを
野菜ごとに独断と偏見で点数化して集計しました。
では、栽培がカンタンで満足のいく収穫ができる
春夏野菜のおすすめランキングの発表です!
輝く総合1位は・・・・さつまいもです!!!
3位は同率ですが、それぞれ評価ポイントが違います。
順位 | 野菜名 | 総合ポイント |
1 | さつまいも | 25.5 |
2 | じゃがいも | 24.0 |
3 | ミニトマト | 23.5 |
3 | ししとう | 23.5 |
5 | ピーマン | 23.0 |
6 | なすび | 22.5 |
7 | レタス | 21.0 |
8 | オクラ | 20.5 |
9 | キュウリ | 19.5 |
10 | 枝豆 | 18.0 |
各春夏野菜の評価ポイントを具体的に紹介していきますね。
第1位 さつまいも
さつまいもは収穫は秋になりますが、
植えつけは6月頃におこないます。
評価ポイントは
まず、栽培がカンタン。苗を畝に挿すだけです。
一度に収穫できる量が多く、保存が長く効くところも魅力です。
さつまいも堀りのワクワク感もたまりませんね。
デメリットは、他の野菜と比較して
収穫までの栽培期間が少し長いことです。
長い間土の中でしっかり栄養を溜めていくので
甘くて美味しいさつまいもが出来上がるんでしょうね。
【さつまいも:総合ポイント 25.5点】
第2位 じゃがいも
2位もイモ類がきてしまいました。じゃがいもです。
土に種イモを植えるだけと栽培方法がまずカンタンです。
一度に収穫できる収穫量も多く、
保管期間が長い点もおすすめのポイントです。
1位のさつまいもより少しだけ手入れが必要です。
収穫できたじゃがいもは、カレーやシチュー、肉じゃがなど
色々な料理に使えるのでどれだけあっても嬉しい野菜です。
【じゃがいも:総合ポイント 24.0点】
第3位 ミニトマト
ミニトマトは家庭菜園での人気NO.1の夏野菜です。
大玉のトマトは収穫できるまで手入れは大変ですが、
ミニトマトの栽培はカンタンで、手入れも少ない野菜です。
病気のリスクがあるので、畑に植えつける時は苗から、
接木苗から育てるのがおすすめです。
どんどん伸びてくる茎を支柱に誘引(紐でつなげる)すれば、
放っておいてもスクスク育ち、
どんどん美味しいミニトマトが収穫できます。
収穫も長期間楽しむこともできます。
カメムシや鳥の被害にあったり、
梅雨時期は実が破裂して割れたりしますが、
それに余る収穫量が期待でき、満足度が高い野菜です。
我が家で取れたミニトマトは甘いと子供たちにも大人気です
【ミニトマト:総合ポイント 23.5点】
第3位 ししとう
ししとうは暑い時期6月〜9月までの3ヶ月間収穫できます。
手間もあまりかからず、コンスタントに収穫できます。
1株から採れる収穫量も多く、
特に夏の暑い時期には毎週のように収穫できます。
たまに激辛nのししとうに出会うことがあり、
食べることに敬遠されがちな野菜ですが、
愛情を込めて育ててあげると辛くならないようです。
都市伝説ですが😀
【ししとう:総合ポイント 23.5点】
第5位 ピーマン
ピーマンもししとう同様、長い期間収穫ができます。
日々の手入れもカンタンなほうだと思います。
ししとうと比べると料理に使える幅が広いので、
トマトやきゅうりと同様人気の夏野菜です。
各評価ポイントに対して満遍なんく評価点が高く
安定している夏野菜のレギュラー的存在です。
【ピーマン:総合ポイント 23.0点】
第6位 なすび
なすびは病気に弱く、水と肥料が大好き。
日々の手入れは必要ですが、
肥料や水をしっかり上げれば、しっかり育ちたくさん収穫できます。
虫や病気の被害にあうことも多いので、病気に強い接木苗で
育てるのがおすすめです。
夏の収穫量が落ちてきた頃に
剪定作業(株をリフレッシュ)させる手入れをおこなうと
秋に、ほくほくで人気の「秋なす」も収穫できるので、
一粒で2度の美味さを味わえるありがたい野菜です。
【なすび:総合ポイント 22.5点】
題7位 レタス
レタスは栽培がカンタンで苗から植えつければ
2ヶ月ほどの短期間で収穫できます。
葉物の中では害虫リスクも少ないのでおすすめです。
ただ、収穫期間が短く一度に多く作ってしまった場合
食べきれずに腐ってたり枯れたりしてしまうのが
残念な点です。
鮮度が高くみずみずしい状態で収穫したレタスは
シャキシャキ感がたまらなく美味しいので、
鮮度の高いうちに食べ切れる数に植えつけ数を
抑えるようにしましょう。
【レタス:総合ポイント 21.0点】
第8位 オクラ
オクラは暑い夏の時期でも収穫できるありがたい野菜です。
日々の手入れはカンタンですね。
夏の暑い時期から気温が下がる時期まで
長期間、コンスタントに収穫できます。
デメリットは、週に2日くらい畑に行けないと
美味しく食べられる旬の時期を逃してしまうことと
長期の保存に適していないことですが、
オクラ特有のネバネバは整腸作用があり、
下痢や便秘の予防に効果的な健康野菜として
水分摂取が多い夏の時期には重宝する野菜です。
【エダマメ:総合ポイント 18.0点】
第9位 キュウリ
キュウリは夏野菜として人気な野菜ですが、
日々の手入れは難しい野菜です。
病気や害虫の被害を受けやすいので
初心者のうちは接木苗からの栽培がおすすめ。
収穫量が多く長い期間収穫するには、
日々の手入れやメンテナンスが欠かせません。
キュウリは5日間で収穫に最適な大きさになるため、
収穫期間があくと美味しく食べれる旬な時期を逃すことになります。
キュウリは水分が豊富で夏野菜の中でも代表的な人気野菜です。
もぎたてキュウリから味わえるみずみずしさと、
シャキシャキ食感は売っているもの
と比較にならないほどの美味しさが味わえますよ。
【キュウリ:総合ポイント 19.5点】
【あわせて読みたい】キュウリを長期間収穫するための参考記事です。
題10位 エダマメ
夏野菜としてエダマメは人気の野菜です。
特に収穫したてのエダマメは最高に美味しいです。
エダマメは日々の手入れで収穫量は大きく変わりますし、
カメムシなどの害虫対策が必要です。
種からの栽培が主流で、植えつけタイミングが揃うと
収穫タイミングも同じになります。
エダマメとして味わえる美味し旬の時期が短い野菜ですが、
鮮度が命なので採れたてすぐに湯通しして食べる味は格別で、
採れたて後すぐに調理できる畑栽培ならではの大きなメリットです。
【エダマメ:総合ポイント 19.5点】
春夏野菜のランキング野菜の中には
自宅のプランターでも簡単に育てることができる野菜
も多いので合わせて紹介しますね。
【初心者でもプランターで安心して栽培できる野菜】
- ミニトマト
- ししとう
- ピーマン
- レタス(特にサニーレタス)
- オクラ
- キュウリ
特にミニトマト、ししとう、キュウリはプランター栽培でも人気です。
週末しか畑に行けない人は、
キュウリやオクラなどのように美味しく味わえるタイミングを
逃さず収穫できるのでプランター栽培もおすすめです。
【あわせて読みたい】市民農園のことが気になる方向けの記事です。
いかがでしょうか?
日々の手入れがカンタンで満足のいく収穫量が得れる
コスパの高いおすすめ春夏野菜の選ぶ判断基準として、
評価ポイントをまとめますね。
- 日々の手入れがラク
- 苗の植えつけから始める
- 病気や害虫のリスクが少ない
- 長期間収穫ができる
- 収穫量が多い
- 長期間保存が効く
が畑初心者の人にはおすすめです。
この記事が春夏野菜選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。