2020年6月「ときめきガレージブログ」開設しました!

トマトの実が腐る、割れる、小さい等トラブル症状の原因と対処法

トマトの実にあるトラブルと症状

せっかくトマトの花が咲き、実がついたのに、

いい状態で収穫できないとお悩みの声が多いようです。

よくあるトマトの実のトラブル症状として、

  1. トマトの実が腐る(トマト下部が黒くなる)
  2. トマトの実が割れる
  3. トマトの実が小さい(大きくならない)
  4. トマトの実がつかない
  5. トマトの実が赤くならない

というトラブル症状が多く見られます。

一体原因はどこにあるのでしょう。

結論から先にお話しますと、

このような症状が出る原因は以下の通りです。

  • 土づくりの際に肥料を与えすぎ
  • 必要な栄養(養分)がっ不足している
  • 一番花にしっかり受粉ができていない
  • 土壌の乾燥から急に雨が降り一気に水分を吸い上げた時
  • 日照時間が少ない(天候が悪く晴れの日が少ない)
  • 気温が低い

原因をまとめると、

「肥料(栄養分)」「雨(水分)」「日光」「気温」

症状がよでる時期は、

「株の成長時期」「雨の多い時期」「猛暑の時」

によくトラブル症状が見られます。

もちろん、猛暑や多雨など自然の力による外的要因もありますが、

せっかく育てたトマトなのでできる限りいい状態でトマトを収穫したい

ですよね。

この記事では、よくあるトマトの実の症状の原因と対処法を

悩みの多い項目毎に具体的に紹介していきたいと思います。

とっきー
とっきー

私は貸し農園で野菜づくりを始めて8年になります。

年間で約40種類の野菜を栽培しています。

トマトの実が腐る(黒くなる)場合の対処法

とっきー
とっきー

トマトの尻腐れ病のお悩みです。トマトのお尻(下部)

が黒くなり腐ってしまう症状です。

中玉トマトが尻腐れ病になった様子

【原因】

尻腐れ病はカルシウム不足の時に出る症状です。

私の経験では、「中玉トマト」「大玉トマト」によく出ます。

土中の水分量が多い時によく発生し、

梅雨時期の大玉トマトの収穫が始まる頃によく見られます。

【対処法】

特に「中玉トマト」「大玉トマト」を栽培する際には、

土づくりをおこなう時にカルシウム分「苦土石灰(くどせっか

い)」は必ず入れます。

また、尻腐れ病の症状が発生した場合は、

葉っぱに苦土石灰を薄めたものをスプレーで吹き付けます

カルシウムを入れる以外の対策として、

うねをたてる時に高め(20cm以上)に立てるようにします

トマトの実が割れる場合の対処法

とっきー
とっきー

ミニトマトに特に多いのが「実割れ」ですね。

赤くなる頃一斉に割れるので事前に予防しましょう。

ミニトマト品種アイコの実割れの様子

【原因】

トマトの実が割れる原因は、「乾燥した土壌に、急に雨が降り

一気に水分を吸い上げ破裂することです。」

実が青い時期には割れること少ないですが、実が赤くなる頃に実が割れます。

ひとつふたつでなく、一気に多数のトマトが割れるので収穫が台無しです。

実が割れても食べることはできますが、

できればキレイな状態で収穫したいですよね。

【対処法】

トマトの実が割れる対処法は、

夏の日照りが続く時期は、土がカチカチに乾燥する状態にならないよう

水やりをすることです。


そうすることで、いざ雨が降っても一気に水を吸い上げることがなくなる

ので実割れが防止できます

それ以外に、トマトの実ができ、赤くなるまでにトマトの株の上に

雨傘をかけるように雨よけのシートをかけます。

赤くなる頃に雨が直接実に当たることでも、実が割れることもあるので

実割れを防ぐ事前予防に最適です。

雨が降る前に赤く収穫できそうなトマトの実は早めに収穫しておくことも

おススメです。

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トマトの実が小さい(大きくならない)場合の対処法

とっきー
とっきー

トマトの実が大きくならない症状です。

梅雨時期や、秋口の気温が下がる時期に起こります。

【原因】

梅雨などの雨が多い季節によく見られる症状です。

天候が悪い状態が続き、日光が当たらない状態になると

栄養分が不足し実が大きくなりません。

日照りがいいのに実が大きくならない時は、葉が生い茂ったり、

他の作物で影になり日光が当たりにくくなっているか、わき芽を取らずに

残していると葉っぱや茎に栄養が行き、肝心のトマトの実に栄養がまわって

いないことも考えられるので注意が必要です。

雨が続いたり、秋口で気温が下がってくる時も同様の症状が起こります。

【対処法】

日照不足は自然の力によるものなので仕方ないところはありますが、

事前に対処することで被害を和らげることができます。

大玉トマトや中玉トマトの場合は、必要のないわき芽はしっかり取り除き

トマトの実にしっかり栄養がいくようにします。

わき芽をしっかり取り除くことで日光が行き届きやすくなることが

予防につながります。

トマトの実がつかない場合の対処法

とっきー
とっきー

トマトの花は咲くけれど、実がつかない症状です。

考えられる要因は様々ですが対処は可能です。

【原因】

トマトの実がつかない場合の原因は様々な要因が考えらます。

大きく分けると、「受粉不良」「低気温」「窒素肥料過多」「日照不足」

が原因です。ミニトマトの場合は実がつきやすいので、

花が咲いても実がつかない場合は「受粉不良」の影響が大きいです。

【対処法】

受粉がうまくできない場合の対処法は、風や虫が花粉を運ぶ助けが

少ないので、人工的に受粉させる必要があります。

人工受粉は雄花についてる花を雌花につけることでできますが、

市販の受粉促進剤「トマトトーン」を使い、雌花にシュッと

スプレーするだけでカンタンに受粉させることができます。

トマトの実だけでなく、ナスやピーマンの受粉にも使用できるので便利です

【受粉促進剤トマトトーンの商品説明はコチラ】

トマトの実が赤くならない場合の対処法

とっきー
とっきー

トマトの実がなかなか赤くならない。

気温や天候の影響は大きいですね。

トマトの実がついたあと赤くならない様子

【原因】

実づいたトマトがなかなか赤くならい原因は、

雨続きの日照不足や気温の低下です。

大玉トマトや中玉トマトは赤くなるのを待つうちに尻腐れ病になったり、

ミニトマトの場合は、実割れを起こしたりするケースも多いので、

雨が続き天候が悪い期間が続く場合には尻腐れ病や実割れのリスクも

考慮して収穫するようにしましょう。

【対処法】

なかなか赤くならないケースは天候不順が原因のケースが多いので、

予防は難しいですが、対処法として効果的なのが

天候不順が続く状態で実が少し赤くなっている状態であれば

早めに収穫してしまい家で追熟させることができます。

時間はかかりますがそのまま赤くなるのを待つよりリスクが少ない方法です

トマトの実にあるトラブルと症状のまとめ

いかがでし、かお悩みがうまく解決できたでしょうか?

今回の記事ではトマトの実がつき、収穫を迎えるまでの

トラブルの原因と対処法をまとめると、

  • トマトの実が腐る(黒くなる)
    →土づくりの際にカルシウムを混ぜ込む。
     発生した後の場合、カルシウムを薄めたものをスプレーで
     葉っぱに吹き付ける
  • トマトの実が割れる
    →実が赤くなる前に雨よけシートを被せる
     日照りが続く場合は、適度に水やりをする
  • トマトの実が大きくなっらない
    →わき芽をしっかり取り栄養を分散させない
     葉っぱが生い茂らないよう注意し、日当たりをよくする
  • トマトの実がならない
    →花が咲くのに実がつかない場合は人工的に受粉をおこなう
     成長段階での一番花にしっかり受粉させる
  • トマトが赤くならない
    →天候不順が続くようであれば、早めに収穫し家で追熟させる

になります。

この記事がトマトの実のトラブルでお悩みの方のお役に立てれば幸いです。

長くなりましたがお読み頂いてありがとうございました。

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